バンクーバーで暮らすように旅をする – 本当はヒミツにしておきたいイチオシのブルワリーたちを紹介します!ブルワリーガイド 2022年/メトロ・バンクーバーエリア
豊かな自然に囲まれたブルワリータウン・バンクーバーを旅する。

40軒以上ものブルワリーが出迎えててくれる街
みなさんクラフトビールはお好きですか?今回はクラフトビールが好きな人、クラフトビールに詳しくないけどこれから色々呑んでみたい!という人に向けての記事になります。
日本でもここ10年ぐらいのクラフトビールブームが続く中、毎年新しいマイクロブルワリーができているというニュースを知っては、日本に帰った時に訪れるのを楽しみにしています。(個人的にはPassific Brewingにいってみたい。)さてここバンクーバーも日々新しいブルワリーがオープンしており、バンクーバーに来られた際にはぜひ飲み比べしてもらいたいです。とはいえ40軒以上ものブルワリー、どこに行けばいいのかわからないと言う人も多いはず。そこで実際に僕が行ったことのある中で、また過去に友人や家族を連れて行き実際に感動してくれたブルワリーを紹介したいと思います。実は最初にこの企画を思いついた時は、エリア別での紹介がいいかなぁと思っていたのですが、初めてのバンクーバーのブルワリー紹介、どうせならこのエリア全部を含めた個人的なベストにしよう!と思うに至りました。参考になれば嬉しいです。
とその前に!人の好みは千差万別。僕の好みの特徴を先に書いておきます。
僕のブルワリー(ビール)の好み
・雰囲気 – 内装(すっきりめ)、音楽(チルい系)、フレンドリーな接客
・ビールの味 – 特にHazy Pale系やサワー系が好きです。( IPAは最近少し苦手)
・小麦系、黒系のビールはまずまず( 一部例外あり!あとで紹介します!)
ということで、今回は2022年現在、メトロ・バンクーバーという広いエリア全ての中で、本当におすすめのブルワリーということで紹介していきます。ではさっそく見ていきましょう!
僕がイチオシするブルワリーリスト
- Beere Brewing Company
- Brassneck Brewery
- Four Winds Brewing Co.
- Field House Brewing Co.

オススメその1
Beere Brewing Company

📍 312 Esplanade E, North Vancouver, BC V7L 1A4 HPで雰囲気をみる
まずひとつめは僕の最近のお気に入りであるこちらのブルワリーから紹介したいと思います。
Beere Brewing Company(ビアーブリューイングカンパニー)はノースバンクーバーにある2017年にオープンの比較的新しめのブルワリーです。最初はBeereってビア(Beer)とうまく掛かってて不思議な名前だなぁと思っていましたが、どうやら創業者のファミリーネームみたいです。日本で言うと酒田さんが酒を作るみたいな感じですね。
ここのスタンダードのHazey Paleale「Go Easy」もおすすめですが、特に秀逸なのはバンクーバーのチャイナタウンにある「ジャパニーズ・スナックバー・Pizza Coming Soon」とコラボしたシリーズです。「梅干し」「ゆず」「酒」などの日本人の僕に馴染みのある素材を使ったサワービールは、どことなく懐かしく新しい、飲むとクセになること間違い無し。個人的には梅干しの甘じょっぱい感じがたまりません。
ヘッドブルワーのMattとも気軽に話ができたり、新しいフレーバーを試したい時は、いやな顔をせずにビアサンプルをだしてくれたりと、オープンでウェルカムな雰囲気も好印象です。個人的には友人のアパートがこの近くにあるので、ノースバンでハングアウトするときは大体ここでビールをゲットします。

シーバス(海上バス)を使って行けばダウンタウンからもアクセスもいいのですし、アートギャラリーや新しいホテル、建築物の斬新なデザイン、ストリートには花壇ではなく菜園、雨でも集える公共の広場(無料で卓球とかができる)ができたりと、近頃のノースバンクーバーの港沿いは訪れる価値あり。アイデアひとつでユニークに街が変化していくという好例を体験できます。あとは定番のハイキングやスキーの帰りなどにもいいですね!
オススメその2
Brassneck Brewery

📍 2148 Main St, Vancouver, BC V5T 3C5 HPで雰囲気をみる
僕がワーホリで初めてバンクーバーに来た時に衝撃を受けたブルワリー。はっきり言ってどのビールも美味しいです。サワー系のビールがでたかと思えば、ちゃんとホッピーさもありつつサワーだし、チョコレートミルク系スタウトがでたと思ったら、濃厚なチョコレートなんだけど、これまたしっかりビールの味もするし…今まで飲んだスタウトの中で一番忘れられない味でした。といった具合で期待が裏切られたことがありません。その中でも個人的に呑んでもらいたいのはシトラスIPAの「Magician’s Assistant」。タップはローテーションしていくのでもし出会えたらラッキーです。他にもビールの味だけではなく、カナダ人アーティストMAGGIEBOYDによる店内とグラウラーのイラストがこれまたユルエッジぃで大好きです。ここのグラウラーを妻とデートし初めの頃にプレゼントしてもらったのもいい思い出です。またビールの卸売をやっていないので、ここのビールはここに来ないと呑めないっていうのも貴重さがあり僕は好きなポイント。アクセスはどのエリアからもいいのでぜひ足を運んでもらいたいです。

コロナ前まではキャッシュオン制で(2022年の時点ではテーブルチャージに代わってしまっていた)気軽に友達と割り勘できるし、一人でもサーバーの人から変なプレッシャー感じることもないので、本を読んだり、作業にも集中できる。というわけでかなり入り浸っていました。また友達と飲み歩く時には、このブルワリー後のシメに近くのチャイニーズレストランでお粥をかきこむという定番コースがあり、それもなんだか懐かしいです。というたくさんの個人的思い出が詰まった、僕にとっては本当に特別なブルワリーです。
オススメその3
Four Winds Brewing Co.

📍 4-7355 72 St, Delta, BC V4G 1L5 HPで雰囲気をみる
2013年にできたブルワリーでたちまちこの界隈では有名になったブルワリー。(この記事のトップの写真がこのブルワリーです。)パッケージデザインからも誠実にビールづくりをしているのが伝わってきて好印象。僕が初めてスコーミッシュのリカーストアで出会ってからというもの、僕のキャンプビールの定番になりました。その時よく飲んでいたのは小さな瓶に入った”West Coast IPA”で、’’Nectrous – Dry hopped Sour”もお気に入りです。とにかくおいしい定番ビールをつくっているというのが僕の印象で、こちらもはずれはありません。カロリーが気になる方には低カロリービールのシリーズもありそちらもオススメです。

ロケーションはバンクーバー街の中からは少し遠く、車で約30分ぐらい郊外に走ります。その周辺にはこれといった目的地はなくても、フードトラックのタコスも絶品で計画して訪れてみる価値のあるブルワリーです。いやーこのラベルを見るとキャンプにいきたくなるのはたぶん僕だけですね。
オススメその4
Field House Brewing Co.

📍 2281 W Railway St, Abbotsford, BC V2S 2E3 HPで雰囲気をみる
こちらのブルワリーはさらにバンクーバーの市内からは離れてしまいますが、もし近くを通過することがあればぜひ立ち寄るのをおすすめするブルワリーです。ABBOTSFORD(アボッツフォード)と呼ばれるバンクーバーから車で約1時間ぐらいの街にあるブルワリーで、田舎の大自然というよりは、平坦で家が並び、農場がたくさんあるといった感じのエリアです。本当にこんなところにいい感じのブルワリーがあるの?と思ってしまう何気ない国道沿いを車で走っていると、楽しそうな空間が目に飛び込んできます。

快適な芝生にデッキスペースがあり、音楽系のイベントなどもよくやっているようで、もし近くに住んでいたら頻繁に通っているだろうなと思わせてくれるブルワリーです。ビールの方はウィスキー樽で熟成したサワーや、ルバーブやココナッツ、ピーチにゆずといったフルーツ系のサワー、ラムを使ったインペリアルスタウトなど、とにかく種類が多いので迷うかもしれません。なので友人何人かと行く機会があれば、飲み比べできていいかもしれませんね。季節に合わせてその時のおいしいコラボビールを楽しむ。そんなブルワリーです。個人的にはこの夏トライしてみたいのが、メキシカンライムラガーです。
おわりに
いかがでしたでしょうか? 今回は実際に僕が行ったことのある場所の中からこのブルワリーは間違いない!というものを、独断と偏見と経験から広範囲でピックしてみました。ですが、正直あそこも入れたかったなー。という素敵なブルワリーがまだまだあるので、それはまた別の機会にしたいと思います。ビールの味の印象や、体験談はあくまでも個人のものなので、あとはご自身の目と舌で確かめて下さい。そしてあなたにも素敵なバンクーバー・ビアタイムが訪れることを祈っております。今後もこういったタウンガイドを続けていこうと多いますので、よかったらそちらもチェックお願いします。
それでは、また。