2022 Vancouver Tourism Challenge

Photo by Tempei

バンクーバー・ツアリズムチャレンジに参加してみて

みなさんこんにちは。今回は妻と二人で「バンクーバー・ツアリズムチャレンジ」という企画に参加してきたので、その体験を通して、バンクーバーを楽しんでいただくためにココは外せない!という場所を紹介していきたいと思います。パンデミックはまだ終息には遠いですが、少しは落ち着き始め諦めかけていたワーホリにいよいよ出発!という方や、久しぶりの海外旅行でこの夏はバンクーバーなんてどうかな?とお考えの方に参考になれば嬉しいなと思って書いています。ではその前に….

バンクーバーツアリズムチャレンジとは?

バンクーバーエリアにおいて旅行、ホスピタリティ業界で働く人を中心に行われる1ヶ月間を期限とした観光名所スタンプラリーです。見事一定条件(各地1ポイントで15ポイント以上を目指すこと)を満たすと、今後一年間はそれらの施設が利用無料!という大きな特典がついてきます。

さらにポイントの数に合わせて、抽選でグランドプライズなどの豪華特典もあります。ちなみにグランドプライズは、バンクーバーからカナディアンロッキーまで走る豪華列車の旅、ロッキーマウンテニアトリップと、大自然アラスカを海から満喫できるアラスカクルーズです。しかしながら妻はその豪華列車の方で働いているので、今回は賞などは狙わず、一年間の観光施設使用無料を目指して参加しました。(でもアラスカクルーズは魅力的ですよね。)

そんな訳で2022年の5月は思いがけず、あらためてバンクーバーの観光地をたくさん巡ってきました。そしてその中で「なぜ今まで行かなかったんだー!」と後悔するような場所をいくつか発見したので、その中から今回はランキング形式で、「個人的に訪れてよかったベスト5!」として紹介していきたいと思います。それでは見ていきましょう!


おすすめ第5位!

Beaty Biodiversity Museum(ビーティ生物多様性博物館)

📍Vancouver Campus, 2212 Main Mall, Vancouver, BC V6T 1Z4  ホームページをみる

HPより。この標本を見るだけで価値がある。

動物が好きな人にぜひおすすめしたい場所。UBC(ブリティッシュコロンビア大学)の敷地内にあり、結構マイナー博物館ですが、存在を全く知らなくて驚いた!と言う意味では、一番の衝撃だったところです。その最大限の魅力は、なんといってもシロナガスクジラの標本骨格です!ガラス張りの外からも見えるこの標本骨格は全長なんと25m!「史上最大の生物」と言われるだけの迫力があります。僕はこの骨格のサイズに見惚れ、もし海で出会ったりしたらどんな風に思うんだろう….と妄想が膨らみまくっていました。他にも、哺乳類から、昆虫、魚類にいたるまで、生物の多様性を知ることのできる、まさに生物多様性標本系博物館です。

ここで1日時間をつぶす…というほど大きくはありませんが、次の場所と合わせて行ってみるのをオススメします!


では、おすすめ第4位!

Nitobe Memorial Garden(新渡戸記念庭園

📍1895 Lower Mall, Vancouver, BC V6T 1Z4 – ホームページをみる

留学やワーホリでバンクーバーに来たのはいいけど、少しホームシックに…。そんな時にはこの場所で空気をいっぱい吸い込みましょう。春は桜、夏は池の水面が、秋は紅葉が、冬は苔が美しい、完璧に手入れのされた正真正銘の日本庭園です。

名前の所以は、もちろん新渡戸稲造氏です。2007年まで五千円札の顔になっていた氏は、会議でカナダを訪れた際、急病によりここブリティッシュコロンビアでお亡くなりになられたということで、それを記念して作られた記念庭園です。昔バンクーバーで日本庭園を作るお手伝いをしていたこともあり、庭づくりとメンテナンスの大変さ、職人さんたちの努力を肌で感じて知っているので、バイアスはめちゃめちゃ掛かっていますが、それを抜きにしても、心安らぐ空間であることは疑う余地がないでしょう。

どの季節も素晴らしい。

短期旅行で来られている方も、海外の人が日本庭園からどんな印象を受けているのかを観察したりするのも、日本への新鮮な視点を感じることができ楽しめると思います。みんなどことなく背筋を伸ばし、静かにしようとしている様子が伝わり、日本庭園のもたらす力ってすごいなと思ったりします。

ここにいると和菓子や抹茶が自然と飲みたくなりますね。そんな人にはコチラがおすすめ。


おすすめ第3位!

FlyOver Canada(フライオーバー・カナダ)

📍999 Canada Pl #201, Vancouver, BC V6C 3E1 – ホームページをみる

ディズニーランドやUSJの乗り物が好きなあなたへ!…というと少し大げさに感じるかもしれませんが、
自然豊かで、森と海に囲まれたバンクーバーはどうしてもアウトドア系のフィジカルなアクティビティに偏りがち。たまには安全に気を張ることなく、ただ単にアトラクションを楽しみたい!と言う方も多いはず。この4Dシアター系のアトラクションは、このエリアでは唯一そういったニーズに応えられる場所だと思います。この場所は過去にも行ったことがあり、今回もその時の体験をまったく裏切りませんでした。僕自身クライミングやアウトドアをやるので少しスリルには慣れてると思うのですが(社会の平均値でみた場合)、毎回思わず声が出そうにになるぐらい、爽快感とアドレナリン、カナダの壮大な自然を味わう体験をしています。

お年寄りからこどもまで、そして天候に関係なくバンクーバーにきたぜひおすすめしたいアトラクションです。

そしてこの体験を終えた後には、実際にもっとカナダを旅したくなっていることでしょう。


そして、おすすめ第2位!

Vancouver Art Gallery(バンクーバー美術館)

📍750 Hornby St, Vancouver, BC V6Z 2H7. – ホームページをみる

ミュージアムにスケートボード。これが現代の都市。

いよいよ、おすすめ第1位!

VanDusen Botanical Garden(ヴァンデュッセン植物園)

📍5251 Oak St, Vancouver, BC V6M 4H1 ホームページをみる

思ったよりも広い!というのが第一印象。園内は非常にメンテナンスが行き届いているのはもちろんのこと、テーマごとのコンセプトガーデンが面白かったです。芝生でごろごろしたりもできるので、スナックと本を持っていけば、1日飽きることなく滞在することができます。やっぱり一度トライしてほしいのは、ヘッジでできた迷路。本当に出れるの?と少し怖くなるかもしれませんが、ぜひ友達やパートナーと挑戦してみてください。

個人的にお気に入りだった場所は、瞑想の庭です。大きな岩を囲むようにデザインされたその庭は、木漏れ日が入り思わず背筋が伸びます。何か考え事、悩み事がある時にはこの場所に行ってみるのもいいかもしれません。敷地内が広すぎて全てを回ることはできなかったのですが、今度は一日中ここで探検してみようと思えるぐらい素敵な場所です。

瞑想の森。スマホでは伝わらないので、ぜひ行ってみてください。

さいごに、おまけ

Spanish Banks Beach(スパニッシュバンクス・ビーチ)

今回のポイントラリーの場所には入っていませんでしたが、おすすめの観光地紹介をする上で、このビーチは外せないなと思ったのでおまけで紹介したいと思います。

この遠浅なビーチは夏にのんびりするのにはもってこいの場所です。海沿いを自転車やランニングで駆け抜けるのも気持ちいいですし、日光浴と読書、あとスキムボードなんかも楽しめます。オーストラリアやハワイを少し彷彿とさせるような正真正銘のビーチで、バンクーバーの自然の多様性を感じることができます。また、このエリアから見えるダウンタウンのビル群もなんともかっこいいので、ぜひ暑い時期はこの場所に足を運んでみてください。


おわりに

実は今回バンクーバーの観光地を紹介してみて、気づいたのですが、本当に魅力的に感じるエリアは無料なんだなぁと。もどんどん変化していっている街。値段のつけれないところが街の一番の魅力。そんな街だからこそ好きなんだぁってあらためて思いました。今後もこういったタウンガイドを続けていこうと多いますので、よかったらそちらもチェックお願いします。

それでは、また。