そうだ、ワーホリに行こう。海外に住むことを決めた時の話。
あらたなジンセイのはじまり。
たまごから孵ったかえる?は、再び今にも井戸の外に飛び出そうとしていた。
18歳の時にある映画によって衝撃を受けた以来の沸き立つ感じだった。
カナダへのワーホリがすぐに頭に浮かんだのは、その時よく一緒にアウトドアをしていた、ぷっちょという友人の影響もあった。彼はオーストラリアとカナダのワーホリを経験していて、特にカナダの話はよく聞いていたのだ。今は父ちゃんになったぷっちょ。元気にしてるかな。(韓国にもクライミングいったね!)
ワーホリであれば30歳中までなら申請できるし、費用もそんなにかからない。
申請したのが受理されたなら、あとは行くだけだ。しかもバンクーバーだったら、ワシントンもオレゴンも近く、北米を大陸と捉えて見て回るには良さそうだ。
一応書いておくと、別にカリフォルニアだから惹かれたわけではなかった。
ヨセミテやビショップはもちろんすごいけど、他にもスコーミッシュやレベルストーク、オレゴンのスミスロックやユタのインディアンクリーク、カナディアンロッキーにユーコン、メキシコのバハカリフォルニア半島。他にもバンクーバー、シアトル、ポートランド…これ全部地続きだ。
こんな風に行ってみたい場所の名前をあげるだけでも止まらなかった。
島にはあまりない壮大な自然と、その土壌と人が作る文化に広く触れたかった。
日本に比べるとめちゃくちゃ広い大陸を、車で生活をしながら巡ってみよう-。
こうしてあらたな夢が始まっていった。
さて、以上が僕の海外に住もうと思ったきっかけの話。
まさに旅の「高揚」と「効用」だったのかもしれない。
-あれから6年。できたこともあるし、まだまだこれから予定していることもある。海外の人がどんな習慣で暮らし、何に関心を持ち、どんな事に悩み、日本のことはどう見えているのか。あの時よりは少しは知っている気もする。さらに少し日本を離れたことで、島国特有の自然や日本の文化、人の素晴らしさも改めて感じていることがたくさんある。
でも、「海外に住んで何が一番変わったの?」と聞かれれば…
…あえてヒミツにしておこうかな。笑 (わざわざ記事書いてるクセに)
何が変わるのか、変わらないのか自分で確かめるのもいいかもしれないし。
でも言えることは、海外に住むこと自体は魔法ではないということ。
自分の意思で決めることで何かが変わるということ。
この機会に写真を見返し、記憶を掘り起こしながら書いていると、自分でも熱い気持ちが蘇ってきて、なんとも言えない新鮮な時間になった。
また今回触れていないワーホリに関してのお役立ち情報などは別に書こうと思うのでよかったらまた読んでください。最後に、書きながら自分で気づいたことをメモして終わりにします。
人が最も若い瞬間は、いつも今だ。昨日がダメでも、明日が楽しみでも、存在するのは今しかない。今が未来である。始めるのに早すぎることなんてない。…Memo
もしこのストーリーを通して、何かご自身で思い出したことがあったら喜びに尽きます。
それでは。